ゼロ

ステテコってすててこ踊りからきてるそうな。

夏の焙煎はTシャツとユニクロのステテコのような

パンツを履いて作業しています。

昨日作業中に変な音がしたと思ったらステテコの

お尻部分がみごとに6cmほど破けてました。

一人なのでたいしておいしくもなく、

すててこ踊りもすることなく、そのまま

作業を続けました。

 

先日、大分の鶴見岳に海抜0から登ってきました。

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毎年4月に鶴見岳一気登山大会が開催されているそう。

聞いたことはありましたが、ロープウェイで登山口、

ましてや頂上付近まで行けるのに、物好きねぇと

思ってました。

けど、海抜0から1375mまで自分の足で登るって

なんだかはしごを1段ずつ登ってくみたいですごいと

思い立った。

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行く前から周りに、ロープウェイで行けるのに

何をわざわざと言われましたが、私も思ってたくせに

「海抜0からに意味がある」と力強く言い放つ。

意味とかわかりません。

大会でもお決まりだそうで、ビーチで海に足をちょこんと

つけてスタートです。

 

登山道に入るまで約2時間。

登山道に入ってからは岩場も多い急勾配が続く。

大きな岩がたくさん。高度を稼げるけど

ズボンのお尻が破けないか気が気でない。

実際登山中に破けるというほほえましい思い出になる

展開になる方もいらっしゃると聞きます。

前に登ってる方が破けてたら笑いすぎて

登山に集中できそうにないけど、自分の身に起きたら

引き返すくらいの動機にはなるな。たぶん泣く。

どうかアウトドアメーカーの方にはパンツのお尻部分の

縫製に全力を注いていただきたい。

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霧が濃く眺望0でしたが、海抜0から登り切りました。

ここまで0から約5時間。

小雨も降って私たち以外どなたもいらっしゃらず。

ミヤマキリシマもすっかり終わってました。

物好きねえ。

登りに100%の力を出し切ったから、

帰りは余力0%。だからロープウェイ使用。

 

帰りに温泉に入って、とっぷり日も暮れ

重いザックを背負ってとぼとぼ

福岡へ帰りつきました。

月影の中、疲れた、へろへろ、くたくた

二度と行くかコノヤローとか思うのに

翌日、汚れた登山靴のお手入れしながら

次どこ行こうかなとかうっかり考えてる。

不思議ですな。

月影

月影

 

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焙煎始めの気温23度、湿度65%。

焙煎室の温度は回数重ねるごとに

どんどん上がっていきます。

豆はキリマンジャロタンザニアの山の名前。

 

山は上に行くほど気温が下がってきます。

そして山頂でいただく温かいコーヒーは

いつもよりおいしい。